まだ間に合う宿|災害が少ない県・富山佐賀【2026年】
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2026年9月19日(土)〜23日(水)は、実に11年ぶりとなる5連休のシルバーウィークです。今年は地震や豪雨、山火事のニュースに触れる機会が多く、「せっかくの連休、できるだけ心穏やかに過ごせる旅先を選びたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。この記事では、地震・台風・林野火災という3つの観点から、統計的に災害の少ない県を、データに基づいてご紹介します。もちろん「絶対に安全」という場所はどこにもありませんが、選ぶ際の一つの参考にしていただければと思います。
北海道の十勝岳は、2026年9月12日に噴火警戒レベル3(入山規制)に引き上げられ、本記事執筆時点でも継続中です。対象は富良野市・美瑛町・上富良野町・南富良野町・新得町で、人気の札幌・函館エリアとは別の地域ですが、北海道への旅行を検討されている方は、最新の火山情報をあわせてご確認ください。また、シルバーウィーク期間中の天気は、秋雨前線や台風の動向によって直前まで流動的です。この記事の情報は執筆時点のものですので、出発前に気象庁・現地自治体の最新情報を必ずご確認ください。
人気の旅行先としては、トラベルコの検索データで那覇市が1位、札幌市が2位、函館市が前年比130%増で9位に急上昇。阪急交通社のアンケートでも北海道が1位となっており、北海道と沖縄が二大人気地域となっています。
富山県は、地震・台風・林野火災という3つの指標すべてで、全国トップクラスの少なさを示す県です。地震は全国でも最少クラスとされ、「日本一地震が少ない県」という評価もあります。台風についても、1951年の統計開始以降、富山県への上陸記録は実質0回。日本海側という地理的な位置が、台風から距離を置く形になっているためです。
特に興味深いのが林野火災です。農林水産省の統計(都道府県格付研究所・Forest Eightなど複数の独立したサイトでも同じ数字が確認できます)によると、富山県の林野火災は全国最少タイの3件。これは偶然ではなく、気候学的な裏付けがあります。京都大学防災研究所の峠嘉哉氏らが2024年にFire Safety Journal誌で発表した研究(1995〜2020年の5万件の林野火災事例を分析)では、「林野火災は太平洋側で多く、日本海側は比較的少ない」という傾向が示されています。冬に雪や雨が多く、空気が乾燥しにくい日本海側の気候が、富山の林野火災の少なさを支えているというわけです(ただし、この林野火災データの元は2011年の統計のため、あくまで近年の傾向としてご理解ください)。
Toyama — low on earthquakes, typhoons, and wildfires alike, a pattern rooted in its position on the Sea of Japan coast.
この記事でご紹介する「地震・台風・林野火災が少ない」というデータは、あくまでこの3つの指標に基づくものです。台風とは別の現象である大雨・線状降水帯による被害は含まれていません。実際、2026年8月27日には北陸地方で線状降水帯が相次いで発生し、富山県にもレベル5の大雨特別警報が発表されました。氷見市を中心に住宅被害が出ており、災害救助法も適用されています。この記事でご紹介する宿は、被害のあった氷見市・高岡市・小矢部市・射水市とは異なるエリアのものを選んでいますが、「大雨に強い」ことを保証するものではありません。ご旅行の際は、直前の気象情報も必ずあわせてご確認ください。
佐賀県も、地震・台風の少なさで際立つ県です。地震の観測回数は全国最少クラスで、年間の観測数が一桁台にとどまる年もあるほど。台風についても、富山県と同じく「上陸したことがない県」のリストに入っています。
林野火災については、23件(全国平均45件)と平均より少ないものの、富山ほど突出して少ないわけではありません(全国33位タイ)。佐賀県は、九州の中でも太平洋側ではなく、北部は玄界灘(日本海に連なる海域)、南部は有明海(東シナ海に開く海域)に面した県です。先ほどご紹介した「林野火災は太平洋側で多く、日本海側は少ない」という傾向にあてはめると、佐賀県の少なさは例外ではなく、むしろこの傾向と一致していると言えそうです。時期的には「九州ふっこう応援割」など、宿泊料金の割引情報も出てきているため、お得に旅行しやすいタイミングでもあります。
Saga — an exception to the Pacific-side wildfire pattern, with earthquake and typhoon numbers that stay low despite its Kyushu location.
滋賀県は、地震の観測回数が全国4位の少なさで、震度3以上の揺れも直近ではわずか1回。台風の「上陸したことがない県」リストにも入っています。琵琶湖はあるものの海岸線を持たない内陸県のため、台風の直撃を受けにくい構造です。林野火災も17件と、全国平均を大幅に下回っています。
鳥取県も、地震の観測回数が全国2位の少なさ。台風の上陸記録はなく、中国地方への接近そのものも比較的少ない傾向にあります。林野火災は17件で、こちらも全国平均より少なめです。
富山県で触れた「大雨・線状降水帯」についても、2026年に入ってから滋賀県・鳥取県のいずれも、線状降水帯が発生した都道府県のリストには入っていません。もちろん今後の天候まで保証するものではありませんが、この点でも比較的落ち着いた状況が続いているといえそうです。
Shiga and Tottori — two more prefectures where the numbers, on paper, suggest a quieter kind of trip.
11年ぶりの大型連休、どこへ行っても「絶対に安全」という保証はありませんが、地震・台風・林野火災という統計データを知っておくことは、旅先選びの安心材料の一つになると思います。富山県は三拍子そろった少なさ、佐賀県は九州にありながら際立って少ないという、それぞれに特徴のある県です。出発前には、必ず最新の天気予報・気象庁の情報をあわせてご確認ください。良い連休をお過ごしください。











