——令和6年能登半島地震【最新版】
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2024年1月1日、能登半島は大きな地震に見舞われました。あれから2年半以上が経ったいま、能登は少しずつ、しかし確実に前へ進んでいます。観光客が戻ることは、宿・飲食店・お土産店など、観光業で生計を立てる人たちにとって大きな力になります。「訪れることが、力になる」——この記事では、能登の「いま」をありのままにお伝えしながら、実際に足を運べる場所、味わえる食、宿泊できる場所をご紹介します。押しつけがましい「応援してください」ではなく、私たちが見聞きしたことを、そのままお届けします。
2024年(令和6年)1月1日16時10分、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生しました。石川県輪島市・志賀町で最大震度7を観測し、北陸地方を中心に北海道から九州地方にかけての広い範囲で強い揺れが記録されました。石川県珠洲市や能登町では4m以上の津波の浸水も確認されています。
多くの家屋が倒壊し、道路や上下水道などのインフラも大きな被害を受けました。2026年8月時点の政府発表によれば、災害関連死を含めた死者数は合計750人(直接死228人、災害関連死522人)にのぼります。犠牲になられた方々に、心よりお悔やみを申し上げます。
地震から2年半以上が経過し、復興状況は地域によって差があります。和倉温泉(七尾市)のように多くの施設が営業を再開しているエリアもあれば、輪島市・珠洲市のように、いまも本格復旧に向けた工事が続くエリアもあります。この記事では、それぞれの地域の「いまの姿」を正直にお伝えします。能登はすでに、部分的にではありますが観光客を迎え入れられる場所になっています。
輪島市の總持寺祖院は、実は今回が初めての被災ではありません。2007年の能登半島地震から長い歳月をかけて再建し、2021年に「完全復興宣言」を出した直後の2024年、再び国の登録有形文化財17棟すべてが被災しました。現在、9年・総額38億円規模という大規模な修復事業が進行中で、公式サイトの「震災復興本部だより」は今も更新され続けています。二度の震災を乗り越えようとしている700年の古刹という、今回ご紹介するエリアの中でも特に重みのある物語です。
輪島朝市は、大規模火災でエリア一帯が焼失するという大きな被害を受けました。それでも地元の人たちは諦めず、さいたま市をはじめ全国各地で「出張輪島朝市」を継続。2026年現在は仮設の場所で営業を再開しています。朝市周辺エリア自体の本格的な再建着手は、2026年春〜夏が予定されています(国交省発表)。
金沢から輪島へは、鉄道は使えません。北鉄奥能登バスの特急線(約2時間、片道2,300円)か、車(のと里山海道経由で約1時間半〜2時間)が基本です。道路はすでに走れるようになっていますが、国道249号の一部区間(大谷トンネル・逢坂トンネルなど)は現在も迂回路利用となっており、本復旧の目標は2029年春です。「もう普通に走れる」と単純化せず、「一部区間は迂回や徐行が残っている」という前提で計画されることをおすすめします。
Wajima — a 700-year-old temple rebuilding for the second time, and a morning market that never stopped, even from afar.
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ご紹介した宿以外の選択肢を探す場合は、輪島市観光協会の公式サイト「輪島のお宿」でも営業中の宿泊施設が随時案内されています。楽天トラベルで空室が見当たらない場合でも、公式サイトや宿への直接問い合わせで予約できることもあるので、あわせてご確認ください。
▶ 輪島市観光協会公式サイト「輪島のお宿」
のと鉄道は全線運転再開済みで、穴水町は今回ご紹介するエリアの中で唯一、鉄道でアクセスできる町です。現在運行されている「震災語り部観光列車」は、地震で崩落し線路を塞いだ法面やトンネル(現在は復旧済み)を実際に通過しながら、乗務員が震災当時の話をしてくれるという、この記事の中でも特に「体験として組み込みやすい」見どころです。事前予約制で、2026年夏季分は4月から受付が始まっています。
穴水駅は道の駅と一体化した終着駅で、輪島塗・能登塩・大相撲遠藤関グッズなどの土産物も集まっています。「まいもん祭り」として、春のいさざ・夏のさざえ・秋の能登牛・冬の牡蠣と、四季の味覚も楽しめます。
Anamizu — the only town in this series reachable by train, with a storyteller-guided train that passes through once-collapsed tunnels.
能登半島の中でも特に被害が大きかった地区ですが、2026年に入って明るいニュースが続いています。4月には道の駅すず塩田村の売店が全面営業を再開し、5月には人気キャラクター「ポケモン」のデザインを施したマンホールの蓋(通称「ポケふた」)も新たに設置されました。珠洲市のシンボル・見附島(通称・軍艦島)は、実は今回の地震で一部が崩落しました。正面から見る勇壮な姿は今も健在ですが、島の脇には崩れた箇所も見られます。晴れて潮の引いた時間帯には、海岸から続く石を伝って島の近くまで歩いていくことができますが、完全に渡り切れるわけではなく、足元が不安定な場所もあるためご注意ください。すぐそばでは揚げ浜式塩田の塩づくり体験も楽しめます。
珠洲市では「リブート珠洲」という団体が「復興支援ツアー」を運行しています。宝立町コース・海岸隆起と地形変化コースなど複数コースがあり、地元の区長や消防団長など住民が語り部として同行するバス形式のツアーです。修学旅行・研修向けに設計されていますが、個人・グループでも申込可能です。今回ご紹介するエリアの中で、唯一しっかりした「震災を学ぶツアー」として紹介できる貴重な存在です。
珠洲市内の宿泊施設も震災で大きく減少しています。「notostay.com(能登ステイ)」という民間サイトが「いま泊まれる奥能登の宿泊施設」を継続的に更新しているので、訪問前に最新情報を確認することをおすすめします。日帰りで訪れる方が多いエリアですが、能登半島の最先端・狼煙町には、営業を続ける宿もあります。
Suzu — once the hardest-hit area, now welcoming visitors back to its salt fields and the still-standing Mitsukejima islet.
七尾市の一本杉通りは、国登録有形文化財の建物が5棟並ぶ観光名所です。老舗醤油店「鳥居醤油店」や、明治25年創業の和ろうそく店「高澤ろうそく」など、震災を乗り越えて営業を続ける老舗が軒を連ねています。石川県公式サイトでも「小山屋醤油店で味噌づくり体験&一本杉通り散策|震災復興」という体験ツアー記事で紹介されています。
和倉温泉は、2026年7月のNHK報道時点で、旅館協同組合加盟19施設のうち11施設が営業を再開しています。老舗高級旅館「加賀屋」は本館が解体され、隈研吾氏設計の新館(約50室)が2027年度末に再開予定。「あえの風」は2027年度上期、「虹と海」は2026年度下期の再開が予定されており、「今泊まれる宿」と「これから戻ってくる名門宿」の両方を紹介できるのが和倉温泉の特徴です。護岸工事見学エリアが常設されているほか、「参加で応援!和倉温泉復興ツアー」(2026年3月〜11月)も実施中。美湾荘という旅館では、団体向けに「震災講話」(30分・1,500円)も提供しています。
今回ご紹介するエリアの中で、七尾市・和倉温泉は最も現実的に「宿泊拠点」として紹介できる地区です。輪島・穴水・珠洲を巡る際も、ここを起点に日帰りで動く計画をおすすめします。
Nanao and Wakura Onsen — the series’ most practical home base, with 11 of 19 ryokan already welcoming guests again.
能登町は、震災の影響が比較的軽く、通常通り観光できるエリアです。「無理して被災地を巡る旅」ではなく、「気負わず行ける能登」として位置づけられる場所です。2026年7月には「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」がオープンするなど、明るい話題づくりにも積極的に取り組んでいます。
穴水町から国道249号経由で30〜40分ほど。恋路海岸や九十九湾など、能登らしい穏やかな海辺の風景が広がります。被害が比較的軽微だったため、他地区より営業再開している施設の比率が高いと見られますが、こちらも訪問前に最新情報の確認をおすすめします。
Noto Town — a corner of the peninsula largely untouched by the quake, open for a visit without the weight of disaster tourism.
志賀町・羽咋市は、能登半島の中でも震災の被害が比較的軽く、能登観光の定番スポット(気多大社・コスモアイル羽咋・千里浜なぎさドライブウェイなど)が揃うエリアですが、2026年8月27日の記録的大雨により、現在このエリアの状況が変化しています。お出かけの際は、事前に最新の道路状況・施設の営業状況をご確認ください。
能登半島地震から2年半以上が経ち、復興の歩みは地域によって差があります。輪島・珠洲のようにまだ本格復旧の途中にある場所もあれば、和倉温泉のように多くの旅館が営業を再開している場所もあります。それでも共通しているのは、そこで暮らし、働く人たちがいるということ。訪れて、食べて、泊まって、話を聞く——そのひとつひとつが、能登の力になります。この機会に、能登への旅を計画してみませんか。
「行きたいけれど、なかなか予定が合わない」という方には、ふるさと納税という選択肢もあります。ここでは2種類の寄附方法をご紹介します。ひとつは能登の名産品が返礼品としてもらえる通常のふるさと納税、もうひとつは返礼品なしで寄附額の全額が復旧・復興に使われる「災害支援寄附金」です。どちらも大切な応援の形です。
輪島塗・能登牛・能登牡蠣・能登ワイン・能登産の海産物など、能登ならではの名産品が返礼品として選べます。
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輪島市・珠洲市・能登町・七尾市・穴水町・中能登町などが、令和6年能登半島地震(および同年9月の奥能登豪雨)に対する災害応援寄附金を受け付けています。返礼品はなく、寄附額の全額が復旧・復興に使われます。一部自治体では受付を終了しているケースもあるため、リンク先で最新の受付状況をご確認ください。
💛 「ふるさと納税って何?」という方はこちら|仕組みとやり方をやさしく解説 →
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