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スーパーで見慣れた「カニ風味かまぼこ(カニカマ)」。実はこれを世界で初めて発明したのが、七尾市の老舗蒲鉾店がルーツのスギヨです。明治40年(1907年)創業の「杉与商店」から続く同社の看板商品「香り箱」は、繊維状の身をカニの脚に見立てた本格派で、農林水産大臣賞も受賞。全国どこでも買えるのに、実は七尾生まれという意外性が読み物としても面白い一品です。能登食祭市場の館内にも直営店があり、その場で購入できます。
こんな方に:全国区の知名度がありながら地元感のあるお土産を探す方
購入のコツ:能登食祭市場の館内、または公式楽天店(rakuten.co.jp/sugiyo)で
価格帯:1,000円台〜
お菓子処 花月は明治29年(1896年)創業。七尾だけに伝わる婚礼文化「花嫁のれん」をモチーフにした最中のほか、七尾やき・松林・大豆飴・とうはくんさぶれ、くちなしで色付けした能登の郷土菓子「いがらまんじゅう」など、地元で長く愛されてきた品々を扱っています。
梅屋常五郎は大正4年(1915年)創業。名物は黒糖まんじゅうと、700年以上の歴史を持つ献上菓子「大豆あめ」。本店は七尾駅から徒歩7分、能登食祭市場内にもテナントを構えています。
どちらも楽天・Amazonの取り扱いがなく、店頭または自社サイト限定です。
こんな方に:チェーン店にはない、地元だけの味を持ち帰りたい方
購入のコツ:花月・梅屋常五郎とも一本杉通り周辺の店頭、または能登食祭市場内で
価格帯:個包装菓子 500円台〜
大正14年(1925年)創業、木樽で2年熟成させる天然仕込みの醤油・だしつゆが看板の老舗。一本杉通りに店を構えていましたが、2024年1月の能登半島地震で建物が大きく損壊し、以来2年7ヶ月にわたって仮店舗での営業が続いていました。
そして2026年は創業100周年という節目の年。8月12日、ついに本店での営業を再開したと報じられたばかりです。自社ネットショップも同年4月に再開済み。七尾市のふるさと納税返礼品にもなっていますが、人気のため品切れになっていることもあるので、確実に手に入れたい場合は自社ネットショップがおすすめです。
こんな方に:復興を後押しする買い物をしたい方・老舗の本格醤油を探す方
購入のコツ:一本杉通りの本店、または自社ネットショップで(ふるさと納税は品切れのことも)
価格帯:醤油・だしつゆセット 3,000円台〜
石川県で唯一の和ろうそく専門店。桜・桔梗・菊・椿など花柄を描いた「絵ろうそく」が看板商品で、仏事用はもちろん、インテリアとして灯す方も増えています。明治25年創業の建物は震災で一部が倒壊し、現在は一本杉町内の仮店舗で営業中。楽天市場では大黒屋仏壇店が高澤ろうそくの商品を取り扱っており、贈答用・仏事用として人気です。
こんな方に:贈答用・法事用の上質なろうそくを探す方
購入のコツ:一本杉通りの仮店舗、または楽天市場(大黒屋仏壇店)で
価格帯:絵ろうそく8本入り 1,500円前後〜
能登の三大珍味「なまこ・くちこ・このわた」を専門に扱う店。くちこはなまこの卵巣、このわたはなまこの腸の塩辛で、どちらも古くから能登の冬の味覚として親しまれてきた高級珍味です。創業当初からの伝統製法を守り続け、名物は「干しくちこ」。食品だけでなく、なまこエキス・珪藻土・和倉温泉源泉水を配合した化粧石鹸「なまこ美人」というユニークな商品も扱っています——珍味の老舗が手がける美容雑貨という、地域資源をフル活用する知恵が息づく一品です。楽天市場の公式ショップは「このわた」検索の常連で、レビュー評価4.8〜5.0の実績があります。
こんな方に:珍味好き・お酒のお供を探す方
購入のコツ:能登食祭市場内の店頭、または楽天市場の公式ショップで
価格帯:このわた・くちこ 2,700円〜
限定みやげ深掘りガイド
七尾市中島町原産の能登伝統野菜。葉に細かいギザギザがある漬け菜で、独特のほろ苦さと辛みが特徴です。石川県立大学と石川県農林総合研究センターの研究により、血圧上昇を抑制するペプチド(ACE阻害成分)が他の野菜より多く含まれていることが確認されています。2006年、農産物として石川県内で最も早く地域団体商標を取得しました。
七尾駅は石川県の鉄道駅の中で最も東に位置する駅。1991年の七尾線電化にあわせ、この駅を境にJR西日本と第三セクター「のと鉄道」の運行が分離されました。金沢方面からの特急列車が発着するのはここまでで、その先ののと鉄道区間は普通列車のみとなります。
七尾駅から徒歩圏、川原町にある昔ながらの食堂。地域向けの良心的な価格で、変わらぬ味を提供し続けています。観光客向けにアレンジされていない、地元の生活にそのまま根づいた一軒です。
七尾駅〜穴水駅間を走るのと鉄道には、2012年から走り続ける「花咲くいろは」ラッピング列車(NT204)と、2023年運行開始の「君は放課後インソムニア」ラッピング列車(NT212)の2本が今も現役です。花咲くいろはの劇中「湯乃鷺駅」は、のと鉄道の実在駅「西岸駅」がモデル。君は放課後インソムニアは七尾市そのものが舞台で、劇中の九曜高校は七尾高校がモデルになっています。
能登食祭市場の正面入口横にある韓国クリスピーチキン店。運営するマンデダーラグローバル株式会社の代表・松尾悠司さんは七尾市郡町出身、TikTokフォロワー2万人超で「チキン社長」の愛称でも知られています。全国90店舗以上にブランドを育てたのち、あえて本社を東京から七尾に戻し、震災後は社名に「グローバル」を加えて再出発しました。
国登録有形文化財の建物が並ぶ老舗の街並み。震災前は約40店舗、現在は約8割が営業を再開しています。鳥居醤油店・高澤ろうそく店・お菓子処花月が軒を連ね、着実に復興が進む様子を肌で感じられるエリアです。
「里山里海百貨店・里乃蔵」では「発酵半島のと」をテーマに、いしり・味噌・地酒などの発酵食品がずらり。なまこや・スギヨの直営店も入っており、館内だけでお土産が一通り揃います。浜焼きコーナーやなまこやの珍味など、その場で味わえる楽しみもあります。売店の通路には後述の「ひっぱり餅」も並んでいます。
震災復興蔵をたずねて
創業1768年、奥能登最古の酒蔵。震災で出荷用酒瓶が多数損傷し、貯蔵トンネルの入口も土砂崩れで埋没。それでも地震からわずか2週間後の1月15日には酒造りを再開し、手作業の「袋吊り」で搾った復興支援酒を届けました。利き酒コーナーの人気1位銘柄です。
明治元年創業。震災により「向こう数年酒造りが困難」というほど甚大な被害を受けましたが、2025年9月にトレーラーハウス店舗で再起動。他県の酒蔵と協力して醸造する「#能登の酒を止めるな」プロジェクトで、銘柄の灯を絶やさず今も届け続けています。
明治9年創業、一本杉通りのすぐ近くにある、七尾市内に現存する唯一の酒蔵。現当主で5代目、専門は古酒で、3年・5年・7年と熟成年数の違う琥珀色の酒が並びます。蔦に覆われたレンガの煙突が残る、観光地化されていない本物の蔵の佇まいも魅力です。
通販でお取り寄せ
「誰が引くやら切れはせぬ」と歌われた能登の郷土菓子。よくついた餅を熱いうちに水に浸し、ゴザの上で数人がかりで四方八方にひっぱって薄く伸ばして作ります。製造元の安田屋製菓は白山市の会社で、由来となった「義経の船隠し岩」伝説も志賀町のものですが、能登食祭市場をはじめ能登エリアで広く親しまれてきた銘菓です。実は全国的な人気ゲーム「桃太郎電鉄」にも物件として登場しており(紹介されたのは和倉温泉駅でのイベント)、あれだけ有名なゲームに取り上げられるあたり知名度の高さがうかがえます。楽天・Amazon・Yahoo!の3モールに加え、公式オンラインショップ(hipparimoti.co.jp)でも購入できます。
こんな方に:能登らしい素朴な和菓子を探す方・食感が珍しいお土産が好きな方
価格帯:8個入り 1,000円台〜
1988年から七尾市白馬町で作り続けられている冷凍チュロス専門メーカー「健康屋」の看板商品。プレーン・シナモン・ミルクなど味のバリエーションが豊富で、Instagramフォロワー1.3万人超と地元以外にもファンを広げています。
こんな方に:冷凍庫にストックしておけるおやつを探す方
価格帯:1箱 1,500円台〜
七尾駅からのと鉄道で3駅、田鶴浜地区にある老舗和菓子店。石川県ではTVCMも流れるほどのソウルフードで、「石川県民なら誰でも知っている」と言われるほどの知名度です。徒歩圏外のため現地で立ち寄るのは難しいですが、味噌の香ばしさとほんのり甘い餡が食べ飽きないと評判で、通販ならしっかり味わえます。楽天市場の一般販売は見当たりませんが、Amazonで購入できます。ふるさと納税の返礼品にもなっているので、後述のふるさと納税コーナーもあわせてチェックしてみてください。
こんな方に:石川県のソウルフードを味わってみたい方
価格帯:詰め合わせ 1,000円台〜
冬の石川県で欠かせない鍋みそを2種類、食べ比べてみませんか。川森食品の「とり鍋みそ」は地元七尾でしか買えない知る人ぞ知る味。一方、かほく市の「まつや とり野菜みそ」は石川県内のほとんどのスーパーで手に入る、県民なら誰もが知る定番中の定番です(七尾市発祥ではありませんが、七尾のスーパーにも必ず並んでいます)。鍋にはもちろん、〆のうどん・ラーメンにも使える万能みそです。
こんな方に:冬の鍋料理が好きな方・食べ比べを楽しみたい方
価格帯:1袋 300〜500円台
七尾市の有限会社のとコムが運営する通販ショップ「んまーいmon屋」。能登伝統の魚醤「いしる」をはじめ、大門素麺・かぶら寿司・干物など、能登の海の幸・山の幸を幅広く取り扱っています。以前は自社サイトで販売していましたが、現在は楽天市場店・Amazon店を中心に運営しており、いつもの通販サイトから気軽に注文できます。いしるは、隠し味として少量加えるだけで料理の旨みがぐっと増す万能調味料。鍋や炒め物に少し垂らすだけで、能登の家庭の味を再現できます。
こんな方に:調味料から能登の食文化に触れてみたい方
価格帯:1本 800円台〜
口コミ300件超・評価4.76という、七尾市の看板返礼品。山田屋など地元鮮魚店が支える、七尾湾の恵みをそのまま味わえる一品です。
世界農業遺産「能登の里山里海」で育つ、七尾湾名物の牡蠣。浜焼きで楽しむのもおすすめです。
日本一の漁獲量を誇る石川県の冬の高級食材。鍋や唐揚げにぴったりの贅沢な一品です。
能登半島七尾産の海藻。健康食材として近年注目され、単価も手頃で贈りやすい一品です。
「幻の和牛」とも呼ばれる能登牛。海産物中心のラインナップに、贅沢な肉の選択肢を添えます。
震災復興支援旅行シリーズとの連動企画。「返礼品よりも、まっすぐ復興の力になりたい」という方向けに、寄付のみの選択肢を2種類ご用意しました。
全国区の意外性ならスギヨ「香り箱」、地元だけの味なら花月・梅屋常五郎、震災復興の物語を感じたいなら鳥居醤油店がおすすめ。
七尾駅には売店がありません。一本杉通り(徒歩5分)・能登食祭市場(徒歩10分)を目的地にしましょう。
買うことが、そのまま震災復興を後押しする力になります。ふるさと納税の寄付のみコースも選べます。

